TOP > NGCニューゴルフクリニック 日記 > 水平素振り(1) ヘッドの開閉の関係
昔から、数多くのプロが胸あたりにある仮想ボールを振り抜く「水平素振り」のドリルを勧めています。一方、最近このドリルはヘッドを開いて閉じるので安定性に欠ける...という指摘も多く発信されてます。
どちらが正しい?以前から疑問に思っていましたが先日、ようやく回答らしきものが頭に浮かんできました。
ボールは胸の前にあり、クラブヘッドをこれに合わせます。このときヘッドと両手グリップには角度がつきます。自分を中心にして、ボールのある面を90度右に水平に動き、右ひじが畳まれさらに90度回転します(右ひじが畳まれたときに初めてヘッドの面が変わります)。
次はインパクトからフォローの動きです。ボールのある面を90度左に水平に動きます。そのあと左ひじが畳まれさらに90度回転します(左ひじが畳まれたときに初めてフェイスの面が閉じられます)。つまり自分を中心に180度の段階ではヘッドの開閉はありません。ヘッドが開くのは右ひじが畳まれる際です。ヘッドが閉じるのは左ひじが畳まれる際です。
インパクト時ではアドレスで出来たヘッドと両手グリップの角度に戻ります。ここも重要です。
つぎに前傾してボールを打つ態勢に入ります。腰から腰の180度の範囲ではヘッドの開閉はありません。開閉が起きるのはその後の段階です。これで行うとベンホーガンが指摘した、ボールと首にあてたガラスの面がはっきりと意識に入ってきました。
またこの腕の動きは腕主導でやられるのではなく、右足左足の踏み込みで行われ広背筋の動きでされます。
ユーチューブでは多くのプロが水平素振りを説明してますが、ここまで言っているのは見たことがありません。あとは実践あるのみです。